保育士に求められること

保育士の主な仕事

保育園は、幼稚園と違って「子供を預かること」を目的としている施設である。厚生労働省に管轄され、朝から夜まで、長い間乳幼児を預かることが保育士の仕事になる。そのため、子供たち食事、昼寝などの世話を通して、その生活リズムを整え、成長に支障ないようにしていくことが大切だ。また、体調や感情の細かい変化を把握し、保護者と共有するといった業務内容もある。
また、1日の長い時間を、それも保護者よりも長い時間子供と触れ合うことができるのが保育士であるため、年齢や発達に応じて子供とやりとりし、細かい変化や内容、出来事を保護者に共有する必要もあるのだ。こうした保護者との情報共有までが保育士の仕事になる。
保育園での生活、つまりほかの子供たちとの交流を通じて、自然への関心や社会性を身に着けていく。保育士は、子供の情操教育において非常に大切な施設なのだ。

保育士になるための学歴

保育士を目指せる学校としては、専門学校や短大、そして普通の4年制の大学が存在している。どの道をとっても保育士の資格を取得することさえできれば、保育士として保育園で就業することは可能になる。こうした学校は全国で550以上存在しており、最短では、高校卒業後3年で短大か専門学校を卒業することで、保育士として働くことができる様になったりする。
一方で、理系などの専門性の強すぎる大学に進学した場合、保育士の資格を取得するために、その専門の単位を取り直す必要があり遠回りになってしまうので注意が必要だ。だが、今は社会人や主婦から保育士になることも可能である。この場合、厚生労働省が指定している、大学や専門学校などの養成学校を卒業し、必要単位を取得して資格を得なければならない。


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